言いたい放題(R6.1.26)
1 アメリカの研究者に読まれる意味
直近1年間の集計で公開している放送大学リポジトリにおいて,拙者の博論が「最も閲覧されたアイテム」で8週間連続1位です.
でも本当は閲覧だけではダメで,このような論文ではダウンロードこそ重要です.拙者の博論のダウンロードは,現在6位.8週前は9位だったので,これも順調に伸びています.
昨年の7月が17回,8月が30回,9月が101回,10月が91回,11月が84回,12月が64回と9月をピークに減少していたのですが,今年になって今日(1月26日)現在で152回とまた増加に転じました.特にアメリカからのダウンロードが1月だけで100ダウンロードで,確実に増えています.
放送大学の岩永雅也学長は,博士後期課程のときの主任指導教員ですので,特にアメリカからのダウンロードの急増を喜んでくれています.放送大学の博論は,pdf形式で文章をコピーできないように保護されていますが,そのパスワードは私も知りません.
しかし,iPhoneの写メではコピーできます(OCR機能)ので,それをPC等にペーストして翻訳しているものと思われます.その結果,ダウンロードが増えているのだと推測します.また,このブログも世界各国からアクセスされていますので,これも読まれるはずです.
ただし,閲覧数やダウンロード数だけでは論文の評価にはなり得ません.やはり一番の評価は引用でしょう.ただ,引用されるためには,とりあえずダウンロードされて読まれることは必要かも知れません.
2 大河ドラマを観る意味
ここ数年,NHKの大河ドラマを見続けています.見るようになったのは,2020年の「麒麟がくる」でしたし,次の「青天を衝け」は観ませんでしたが,2022年の「鎌倉殿の13人」,2023年の「どうする家康」は観ています.そして今年2024年の「光る君へ」も観ています.麒麟から家康までは,とても楽しんで観ることができました.視聴者の評価は色々ありますが,観る人が満足できればそれでよいと思います.こうやって大河ドラマを観ていると,時々,「えっ!」と思うようなセリフがあります.
「麒麟がくる」の中で,斎藤道三が明智光秀に対してこう言います.
「人の上に立つ者は正直でなくてはならぬ.偽りを申す者は必ず人を欺く.そして国を欺く.決して国は穏やかにならぬ」
この「麒麟がくる」は,安倍政権下での大河ドラマでした.
「ん・・・?,これって誰のことを言ってるのか?」と思いました.上に立つ者とは?,正直でない者は?,偽りを申す者は?・・・・,皆さんはお分かりだろうと思います.
そして,今年の「光る君へ」の第3回でもメッセージがありました.
民の衣装を着て下々の暮らしを調べていた息子の藤原道長に,父の藤原兼家が次のように言います.
「民の暮らしなど知らんでよい」「なまじ知れば思い切った政(まつりごと)ができぬ」
「ん?・・・?,あ~っ,そうね」「あの人達は,民の暮らしなんか知らんもんね」「だけん,思い切って〇〇増税したんか」「あの人は,2週間後にやっと行ったもんね」「この2年程で,たくさんあった災害の支援も,まともに終わらせてないね」
記憶できない人たちです.ため息ばかり出ます・・・・・・・.